ヒトリゴト。
Let's talk about What you love.
8/22(日)--------------------------------------------------------------------------------
状況説明。
春から就いた仕事が、英文雑誌編集なので、仕事が佳境に入るとどうしても他の英文が頭にインプットできなくなります。許容量オーバーということもありますが、メインは、文体の差。日本語と同じく英語にも様々な文体があり、私が好んで読むそれと、仕事で必要なそれとは、違います。無意識に影響が出てしまうので、意識して雑誌もニュース記事も読まなくなる時期ができます。そんな時期にでかいニュースが発生してしまうと、追うに追えない→放置、となってしまうのですね。
かてて加えて、今月は、私自身もなにやら執筆しなくてはならない羽目に陥り(穴埋めというか代打というか)、7月末から先週にかけて、取材で毎日のように炎天下を出歩いていました。基本的にインドア派なので、体力的にアウトでした。このふたつが、ここのところのだんまりの、いちばん大きな理由です。
もうひとつは、体調。前にも書きましたが、病院通いをしています。命に関わったりすることじゃないのでそのへんは心配無用なのですが、薬が合わなかったり、長期療養という慣れない現実に精神的に不安定になったりしまして、やや、現実逃避(歴史書集めたり…)に走りかけたりもしつつ。(笑)
二ヶ月周期の仕事で、ようやくペースが掴めてきたところです。そこへ新たな要素が加わり、また、生活リズムを考え直さなくてはならなくなってしまいました。完全に落ち着くには、もうちょっとかかりそうです。少なくともそれまでは、情報紹介の側面での充実は期待できそうもありません。レースは欠かさず見ていますが、事後に情報を掻き集めることができません。暫くは、自分で見聞きしたものへの感想が中心になると思います。
すこしずつ、方向性を模索しながらのサイト運営が続きますが、ご理解くだされば幸いです。
■ユーモア溢れる本気。@F1Racing 9月号より
p17に、"FAX MAX"というページがある。宛先はパリ・コンコルド広場8番地の、FIA代表、マックス・モズレー。次のような文章が既に印刷されていて、署名だけすれば即送れる仕組みだ。
"Dear Max - I've read and understood
the Purnell/F1Racing Qualifying System, and I strongly urge you to consider
implementing it for 2005. Yours sincerely,"
同じ文面をEメールで送るためのヒントも、載っている。
推定300万人(by 編集部)の読者に対し、自分たちの提案する予選方法に賛同してくれるなら行動を、と呼びかけている。プロポーザルを記事地文と表とで解説し、F1界内部の各当事者が夫々の権利や立場に縛られて三竦みとなっている今、鍵を握るのは大衆の声だと結論づける。だから読者の存在は貴重なのだと言い、購読料を支払っている読者には立派に発言権があると奨励する。
"As an F1Racing reader, you've put
your money where your mouth is. You know a lot about F1. You love it,
too. Your knowledge and love of F1 makes you passionately incentivised
to see it thrive once again. So please fax or email Max NOW. We're counting
on you. What we want you to do will take less than a minute of your time."
こういう提起を報道メディアが行うことは、英国では珍しくはない。マスメディアの持つ影響力を考えれば躊躇もしそうなものだが(日本の現状を鑑みれば余計に)、ジャーナリズムの発祥の地では、報道を旨とする者はむしろ積極的に自分たちの見解を公表し人々を導くことに使命を感じているようにもみえる。
元々が階級社会であり、新聞記者とは、政治家とは違った意味でエリートだった。片足を常に大衆文化に突っこみながら、大衆には見ることが敵わず理解も及ばない出来事を面白く判りやすく解説し、大衆と外の世界との橋渡しをするのが役割だった。報道媒体の各々が各々の存在意義をことあるごとに確認し声高に唱え、そうして読者を獲得してきた。ゆえに、新聞にしろ放送にしろ、特定の政治的文化的傾向をかえって強調している側面がある。戦後、煽動を畏れ画一的で主観を排除した報道へと走った日本のジャーナリズムとは、性格が全く違う。
F1Racing誌は、これまでも幾度もレギュレーションに関する分析や提言を掲載してきたから、今回のことは意外ではない。じっくり読んでから、乗せられてみるかどうか、判断しようかと思う。(面白そうだから乗ってみようかとも思うのですが)
■ハイドパークでF1は開催できるか。@F1Racing 9月号
「ロンドンGP」の構想を、英国のメディアやファンはここ数ヶ月こねくりまわしている。F1Racing誌が、ハイドパークの仮説コースという案を誌上で展開しているが、さて、どうだろう、と現地を知る者として思案。
道幅はまず問題ない。モナコでF1が走るのだから。予想観客動員数と座席の問題も、ハイドパークの周囲と限定するのであれば、まぁそれなりに解決はできるだろう(充分とはいい難いと思うが)。ただし、コースレイアウトは限られてくる。ハイドパークは地図で一目瞭然なように、変則的な台形をしている(ロングウォーターのある側はケンジントンガーデンズなのでハイドパークではない)ため、基本はストレートをほぼ直角のコーナーで結んだ形になる。リージェントパークを周回するのよりは面白味があろうが(あっちはほぼ円形だから)、平坦で変化もないから、衆目を集めるのは精々が最初の一回ではないだろうか。
そもそも、私はシルバーストーンでのF1開催に文句はあっても異議はないから、こんなことを考えるのかもしれないが。どうせならブランズハッチのコース幅をもう少し広げて、あっちで開催したら如何、と思わなくもないこの頃である。
8/8(日)--------------------------------------------------------------------------------
ご無沙汰でした。掲示板でこっそり宣言しておいた「週一更新」すら危うい状況。夏は心底苦手です。
とりあえず生存確認だけでもと思い、トップに本家日記を直リンクしました。ヒヨコさんが目印です。
ドイツGPの雑記、手違いからずっぱり削除しちゃったのを契機に、お蔵入りにしました。時間かけて何をちまちま計算してた…って、久々に画面に映りまくった某御贔屓さんのレースを徹頭徹尾、分析してただけです。自己満足の極み。それはそれなりに面白かったですが、別に表に出すほどのものでもないかと。
前にも言いましたが、ストーブリーグについては、落ち着くまで口を出す気はありません。たとえ御贔屓が絡んでようと同じことです。
2月に予告をかましたきり無しの礫だった某企画、ようやくある程度まとまったのでアップします。こちらからどうぞ。次回更新予定は未定です。鈴鹿前にはもう1ページくらいは何とかなるか。
ちょっといろいろあってここのところとんでもない更新状況続いてますが、見捨てないでおいて下さると嬉しいです。
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