ヒトリゴト。
Let's Talk about What you like.
10/21(火)--------------------------------------------------------------------------------
■信じるということ。
ザナルディというひとの毅さには頭が下がる。勇気とか努力とか、それらを超えて、可能性を 未来を信じるそのちからに敬服する。彼は走ることを望み、そして走れることを信じた。家族もそんな彼を信じた。信じなければ努力はできないし、信じなければ支えることもできない。特別なことではない。単純で、それだけに難しいことだ。
未来を信じることは難しい。絶対にそうなるんだと、自分に信頼を置くことはなかなかできることではない。可能性を信じきれなかったとき、夢は夢のままに終わる。心底信じぬけば、それ自体が推進力となる。
ここのところ立て続く事故のニュースと、ザナルディの7位入賞と、先日のBS朝日の番組(↓参照)と、まぜこぜの思考のなかでつらつらとそんなことを。
アル・アンサーJr.はとりあえず大丈夫なようです。(ケニー・ブラックも容態は安定しているとのことですが…)
■ラリーは5位、JF3は6連勝。
WRC第12戦ツール・ド・コルスは、結局ソルバーグ(スバル)が優勝。コリンちゃんはマーカスと接戦の末、抜かれて5位フィニッシュでした。
国内ではもてぎでFN第9戦が行われ、併催の全日本F3選手権最終戦で、ジェームズが6連勝をマーク、今期通算12勝目をあげました。よっしゃ。(もっとも今回FNはこけたみたいですがね;;)
10/19(日)--------------------------------------------------------------------------------
■「F1ドライバーになりませんか」
これを最初TV欄で見たとき、何のこっちゃ、と思った。今日(19日)午後9時から、BS朝日で放映された番組のタイトルだ。内容について半信半疑ながら見てみたら、面白かった。
番組は、トヨタの若手育成プログラム、FTRS(フォーミュラ・トヨタ・レーシング・スクール)の3日間を追ったもの。プログラム設立の経緯から目的、歴史、システムなどをわかりやすく紹介したうえで、15〜20歳のドライバー志望の若者たちの合宿風景を映す。まだあどけない顔立ちの少年たちは、レーシングカートの経験こそあるものの、フォーミュラカーどころか普通自動車の運転すらしたことがない。あるのは、将来はF1に行きたいという気持ちだけ。合宿の初日にはじめてマニュアル車(一般車)を運転し、2日目にコースを体験し、最終日にはレースをする。3日間の成績を講師たちが細かく査定し、合格者にはスカラシップが与えられる。FT、F3...とステップアップを目指し、最終的にF1まで辿りつこうという遠大なプログラムだ。
トムス・スピリットが運営事務を行い、関谷正徳氏が校長を務める。10人におよぶ講師陣は現役の日本人トップドライバーたちが担当し、実技はスカラシップの先輩が見せる。
「日本にはレーシングスクールというものがなかった。僕らが若かったころは全部我流で、皆ライバルですから教えてくれる人もなくて、自分の経験から学ぶしかなかったんです。僕らはそうやって今ある知識や技術を習得しましたけど、それにはすごい時間がかかるんですね。それじゃ、世界と渡りあっていけるわけがない。」(関谷氏)
講師のひとりが「過保護すぎるんじゃないかってくらい」とコメントするほど、指導は懇切丁寧だ。2人の受講生につき1人の選任講師がつき、クルマやギアボックスのメカニズムから礼儀作法、クラッチ・ペダルの操作のコツまで、素人目にも羨ましいような手取り足取りの講義。けれど何よりも印象に残ったのは、受講生たちのまなざしだ。とても楽しそうで、とても嬉しそうで、そしてとても一生懸命。
「このなかの全員がドライバーとして大成するわけじゃない。それでも皆、何らかのかたちでクルマに関係した人生を送ると思うんですね。そのときにここで学んだことが生きればいいと。」
「もしかしたらこのプログラムからF1ドライバーが生まれるかもしれない。もしかしたら生まれないかもしれない。それは誰にも、判らないよね。そのときになってみなきゃ。」
日本製のシャシーに日本製のエンジンを積み、日本製のタイヤを履いて、日本人ドライバーが運転してF1で勝つ。ほんとうは私はそれが究極の到達点だとは思っていない。国際化が叫ばれる今、ナショナリズムに凝り固まった将来設計はむしろ柔軟性に欠けるのではないかと考えている。それでも、企業や関係者が若い才能を探し育てる環境は、ないよりあったほうが断然いい。最終的には自力がものを言うとしても、進む方向を指差してもらうのと、暗闇で手探りしているのとでは、全然違う。
最後まで見て、輝く目をした少年たちに言いたいことが、ひとつできた。
「スカラシップを取ったって、なにもトヨタに拘る必要はないんだよ。F1はトヨタだけじゃない。いっそこのプログラムを踏み台にして伸し上がっていくくらいの気概と図々しさを持て。結局のところ、自分の未来は自分で切り開いていくしかないのだから。」
もしも彼らが育成プログラムに頼ってしまったなら、夢の実現はきっと難しいだろう。
10/18(土)--------------------------------------------------------------------------------
鈴鹿中にお世話になった方へのお礼がまだでした。この場を借りて、ご挨拶。どうもありがとうございました。楽しかったです。お会いできなかった方、次回を楽しみにしています。
■本日の朝日新聞夕刊にのった記事。
「自動車レース、F1世界選手権の日本GPで来日したF1ドライバー、ラルフ・シューマッハーさん(28)がレースでは12位に終わったものの、喫煙率が高い日本で禁煙の啓発に一役買った。」
「所属チーム『ウィリアムズBMW』が今春、禁煙補助薬などを販売している製薬会社をスポンサーに。7日に都内で開かれた禁煙活動PR会見で、『たばこは体に悪い。喫煙中の友人にも、禁煙をすすめる』と宣言した。」
「日本GPで総合優勝を決めた兄ミヒャエルが所属するフェラーリは、たばこメーカーがスポンサー。『チーム財政としては、たばこマネーが必要なんだろうが、彼は非喫煙者だよ』とフォローしていた。」
(10月18日朝日新聞夕刊より)
…嘘ばっかりーっっ!じゃあこの写真は何ですか。それとも葉巻(cigar)は紙巻煙草(cigarette)ではないからいいとでも言うつもりですか?(笑)
■コルシカ・ラリー
WRC第12戦、ツール・ド・コルス。SS12(2日目)まで終わって、コリンちゃんはトップ・ソルバーグに1分15秒遅れの総合第4位です。昨日の時点では7位だったので、コンディションの難しいなか頑張ってるってことですね。ちなみに昨日までトップだったセバスチャン・ローブは、SS8で荒れた路面にミスを犯し、14位まで後退しています。
【更新】
日本GPの雑記:「6度目の戴冠に寄せて」をアップ。蟠りは皆無ではないけれど。
掲示板をグレードアップしたのでアドレスが変わってます。
10/14(火)--------------------------------------------------------------------------------
鈴鹿旅行中に、PCのメンテを兄貴(SE)に頼んでいったら、見事にHTMLエディタが削除されてました(笑)←昨夜更新できなかった原因。現在もメモ帳手書き(面倒くさいよう)なので、本格的な更新はソフトをも一回インストールしなおしてからになります。
■鈴鹿
公約どおりデビ一色の格好をしていったが、予選2日目以降の心の中は誰かさんが占拠。でも、応援というかたちには結局ならなかったかな。願うことはしたけれど。
とどのつまり彼に関して、私にできることは何ひとつないと考えているので、見届けるのが精一杯なのだった。
満足は、していない。できない。でもそれはきっとあのひとも同じ。
恥ずかしげもなくセントアンドリューズクロスを被って歩いたご褒美は、ちゃんともらった。表彰台と、スコットランドから遥々やってきたデイビッド・ファンのおじさん。ほんのちょっとの時間だったけれど、デイビッドの話をできたのは嬉しかった。(それにしても故郷の人からも信頼されてない彼っていったい;;)
今年も、お祭りが終わった。
(観戦記は一ヶ月以内を目処に仕上げる予定でおりますがあくまで未定です。)
■祭りの後
器物破損はどーなの…。と、思いつつ、知人が現場にいたころの話を聞くにこんなもんらしいと納得するやら呆れるやら。でもここまでしたことって今まであったっけ。(それだけ荒れてたのかしら)
ラルフが窓から投げ捨てたというTVは、兄さんが手渡したものらしいです。そして兄さんはパニスと一緒に椅子やらテーブルやらを窓に叩きつけていたそうです。兄さんは他に冷蔵庫をひっくり返したりもしたそうです。更に、パドック中フォークリフトを乗り回した挙句、ラルフがホテルに帰るために乗ったBMWから弟を引き摺りだして自分が乗りこんだそうです。目撃者の証言、「まるで戦場みたいだった。」
"The Sun"の記事とはいえ証拠写真付じゃあ言い逃れはできません。…い、いいんだ私の愛は不滅だから。(そういう問題でもない)
10/8(水)--------------------------------------------------------------------------------
明日の夜行で鈴鹿に向かうので、次回更新は13日の月曜日になります。えぇまぁぶっ倒れてないかぎり。
実は今週死ぬほど忙しくて明日ちゃんと夜行に間に合うように仕事上がれるかすら不安なんですが、その前に荷造りはどうなっているのだ自分。(これからやります;;)
■鈴鹿に何をしにいくか?
王様を筆頭にフェラーリの皆様方はダブルタイトル目指して頑張っていただくとして、とりあえず私は相も変わらず音と雰囲気を楽しみに行くつもり。応援は、するかもしれないし、しないかもしれません。確実にデビにエールは送りますが。
今年はとくに楽しみなのが、シルバーストーンに行ってきた身として、日本のGPをもいっかい味わい直そうかなと。私は英国のあののんびりした空気は好きですが、日本のお祭りっぽいノリもまた別の意味で好きなんです。毎年この時期になると、さぁ鈴鹿だ!と気が引き締まる。
来年は数年ぶりに最終戦が鈴鹿でなくなってしまったので、これが最後のつもりで楽しんでこようと思います。でも昔みたいに羽目は外せなくなっちゃいましたよね、鈴鹿も。無理だと聞いていたので昨年は試しもしませんでしたが、帰りの時間を気にしながらログキャビンの周辺をうろついたのが懐かしい…。
何はともあれ、日本GPのチェッカーを拝むのはこれが最初になるので、そんなことだけでもわくわくしつつ。
10/5(日)--------------------------------------------------------------------------------
■2004年レギュレーション変更
ロイターの報道によれば、案の定というかなんというか、金曜予選は廃止。かわりに土曜日の予選を一発勝負から二発勝負に変更するそうです。エンジンルールは金曜日からの3日間適用。
もっともこれはあくまでF1コミッション(チーム)の合意であって、今月末にワールドモータースポーツカウンシルの採決によって最終的なタイムスケジュールが決まるとのこと。
金曜予選は、見ててもつまらないうえ最終結果にさほど意味も持たないと判った以上、なくして構わないと思います。
■サンレモ&パシフィックGP
WRCサンレモ・ラリーは、ローブ(シトロエン)、パニッツィ(三菱)、マルティン(フォード)の順でした。コリンちゃんはトップに4分遅れの6位、現状からみればまずまずの結果です。シトロエンの他二人には前に行かれちゃいましたが、いいんだリチャード(プジョー)には勝ったから(笑)←このひとにだけは負けたくない、ってひと、いません?
コリンはどうやら現在、古巣フォードおよび三菱と交渉している模様。まぁあまり期待はできませんけども。
モトGPパシフィックGP(もてぎ)モトGPクラスは、ビアッジがロッシを抑えて優勝。1位から4位までをホンダが独占し、ヤマハが2台続いてまたホンダ。バイクは本当に強いなとしみじみ。日本人は宇川の7位が最高、今回は3クラスともトップ3には入れませんでした。(玉田が3番目でフィニッシュするも、危険走行で失格)
でも、何事もなく終わったということがいちばん嬉しい、かな。
【更新】
「今更」の多いサイトで心苦しい限りですが、アメリカGPの雑記をようやっと書き上げました。
10/1(水)--------------------------------------------------------------------------------
Autosport.comに掲載されているロスのインタビュー。(インタビュアー:
アダム・クーパー)
これといってめぼしい内容ではないが、この一言に畳を叩いて喜ぶ。
"If you have to put your
life on Michael in those circumstances, Michael's the man!"
■口は災いの元。
なんかラルフはまたやってるみたいですが、F1-Liveにてすっぱ抜かれてる文章のおおもとはこちらです。AltaVistaにて無理やり英語に変換したものは、こちら。(ちゃんとリンクできてるかな?)
F1-Liveでもロイターでも、タイセン博士が「事実はまったく逆だ」と反論してると書かれていますが、この発言のソースはどこなんでしょう。とりあえずBMWのホームページでは今のところ一言も触れられておらず、ウィリアムズのサイトの情報はロイターとまったく一緒でした。
兄さんはチームの所為にしないひとで、そんな彼をクルーがどれほど愛しているかは歴然としてますから、タイセン博士に言われるまでもなく、この手のコメントは自分の首を絞める行為になりかねない。少なくともチームの信頼を勝ちとれる言葉じゃありませんね。正直、何をやっとるんじゃ、という気分。
とはいえ、実際に彼の日記を読みに行ったら、チーム批判なんぞある意味どうでもよくなってしまいました。だって、「ザルツブルクに帰ったら、また頭痛がぶりかえした」って…。
はやく元気になって鈴鹿においで。(っていうか本当に大丈夫なのかぁ…?いちお今日のテストはトップタイム叩き出したみたいだけど…)
【更新】
表紙のことば変更。
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