ヒトリゴト。
Let's Talk about What you like.
8/31(日)-------------------------------------------------------------------------------
■ねがい
ミヒャエルが手加減する姿を見たくはない。
こう切実に思うのは、たぶん、初めて見たのが『どんなときも手加減せず強欲に勝ちにいくミヒャエル』であり、そういう彼にこそ惚れたからなのだろう。『手加減』は彼には似合わない、と思うのだ。
成功しようと失敗しようと、常に自分の持てる力の総てで、行く手を阻む敵にぶつかり、乗り越えてきた。スパはある意味、その象徴のような存在。たとえどこでどれほどみっともない姿を晒しても、ここでだけは彼に輝いていてほしい。
予選などどうでもいいと思ってきた。日曜日の夕方に、いちばん高いところに立っていればそれでよい、と。でも、ポールを獲ることでしか前に立つ権利を得られないのなら、何が何でも一番グリッドを奪取せよ、と願う。
記録に興味はないが、もし前人未到の記録を達成するのなら、これほど相応しい舞台はない。
Be Yourself, Michael !!
8/27(火)-------------------------------------------------------------------------------
■マクラーレン&DC
忙しくてずっと放ってあったF1Racingの記事を読みながら帰宅したら、Autosport.comでもDCのインタビューが載っていて、喋っている内容がかぶってました。
今年のマクラーレンのマシンは、「ミシュランタイヤの傾向が影響して、去年のクルマに比べてオーバーステアが強く、リアが不安定で走りにくい」ので、「軟らかめのタイヤだと安定性が増すが、ウィリアムズは硬めを好むため、なかなか思い通りのパッケージが手に入らない」。
面白かったのは、F1Racingで暴露した96年のマクラーレンへの移籍について、「当時は大金につられて移籍してしまったけど、本来はパフォーマンスの良し悪しで行き先は決めるべきだ」と。
ちなみに、DCのマネージャーがマーティン・ブランドルだというのは英国では周知の事実なんですが、日本でもそうですか?これについては以前ブランドルが、「ときどきITVの批評で厳しく言いすぎてあとでちょっと揉めることがある」と苦笑してましたが。
■……!?
F1-Liveはいったいどこからこんなものを拾ってくるのでしょうか。…というより、何があったんだ。気になる…。
8/26(月)-------------------------------------------------------------------------------
■ミヒャのインタビュー on The Sun
悪名高き(笑)サン紙がソースだが、インタビュアーはルイーズ・グッドマン女史で、ITV.comに掲載なので、信頼性はまあまあかな。質問を省いて答えだけ抜粋なので、どうとでも取れる編集とも言える。
とはいえ、ここで紹介するからにはそれなりに面白いです。
"I try to keep my feelings under control because
in my experience, if you show emotions people perceive it as a weakness."
"I can't imagine life without her. She is enormously
important to me."
97年の最終戦については、
"You have to go for your chances. It is about
winning so you have to make sure you try your best."If a tennis player
tries to hit an ace in a tie-break would you call this ruthless?"
さて、たった数行のこのラスト部分でまた、騒ぐ輩が出てくるのでしょうか??(苦笑)
8/25(日)-------------------------------------------------------------------------------
■ストーブリーグ
JPMの残留は発表秒読みと思ってたので驚きもせず、HHFのザウバー移籍にはほっと胸を撫で下ろし。
ただしおかげでマッサが追い出されてしまったのは残念。今期前半なんの事前情報も持たなかった私は彼の名前すら知らず、走りを見て驚いてチェックしたという過去があるので余計だ。「実力さえあれば幾らでも」と、決して言えないのがこの世界。
そんな中で、転々としつつも席をキープしつづけるハインツはなかなか凄いのかも。
この時期になるとあちこちで来期の噂が出回るが、私はあまり信用しないことにしている。95年の夏に聞いた、当時ベネトンの監督をつとめていたフラビオ・ブリアトーレの科白が忘れられないからだ。
曰く、「もしミヒャエルが移籍するなんてことが起きたら、私はこの頭を拳銃で撃ち抜いてみせるよ。」
ご存知のように、ミヒャは翌年フェラーリへ移籍し、フラブはいまだ元気にルノーを仕切っている。
■レース屋は生き残れるか。
マシンを造るのには膨大な金がかかるし、スタッフを抱えるほどに給料の総額も高くなる。チームはスポンサーやメーカーの意向を無視できない。注ぎこまれる巨額の投資はすべて勝つためのもの、『勝利』というただ一点において、関わる総ての人々は共通の利害を見出す。現代F1は商売だ。商売がうまくできない人間は生き残れなくてあたりまえであり、同情の余地はない。悔しければ勝ってみせればいいだけの話。
それでも私は、ウォーキンショウやラウダが活路を見出せればと願う。ただレースを愛し、クルマを愛し、スピードを愛す人々の存在なくしては、やはりF1は味気ないものになってしまうと思うからだ。政治的あるいは経済的な問題について首を突っこむつもりは毛頭ないけれど、F1にはやはり、愛すべきレース馬鹿たちが集う『大人の遊び場』であり続けてほしい。
アロウズやらジャガーやらの話題に、ふとそんなことを考えたり。
■WRC ドイツ
シトロエンのローブが初優勝しました。ただしスバルからいちゃもんがついて未だ協議中のようですが。
2位にバーンズ、3位グロンホルム、コリンちゃんは何とか4位キープです。総合ポイントは、4戦残してグロンホルム51pt.、コリンちゃん33pt.、今期のF1に比べりゃまだましと言うべきか。
8/24(土)-------------------------------------------------------------------------------
■F1Racing
今回は日本版について。
昨日本屋でちらっと覗いてきましたが、メインの記事(ラルフ、JPM、キミ)はきちんと載ってました。日本でのニーズとしてはこの程度で充分かもしれませんね。もともとが、ほとんどAutosportしかないといっていい英国モータースポーツ雑誌市場(※)で、速報誌ではなく掘り下げた記事を載せる唯一の雑誌として誕生したものですから、中身は非常に濃いんです。
個人的には、ヤーノくんとフィジコを比べた記事"Fisi vs Trulli: Who's
best?"と、ミヒャエルを倒すには? をテーマにかつてのライバルたちに意見を訊いた"How
to beat Michael"は面白かったですけど…。あと、英国GPに絡めて英系ドライバー4人+ウィンザーの座談会は、企画が面白いと思いましたが、内容はそれほどでもなかったな(苦笑)
英語で読んでいると、原型が判るという意味では貴重なんですが、やはりどうしても意味が汲みとれずにやきもきすることも少なくないので、どういうかたちででも残してもらえたのは嬉しいです。
※英国では、従来の情報源は新聞のようだ。各紙が専門記者を数人抱えているし、毎回特派員も派遣する。また、Motorsport News(旧:Motoring
News)というタブロイド版の週刊専門紙もある。
雑誌では他にF1Newsという薄い月刊誌(4年くらい前には芳林堂に置いてあった)があるが、滅多に売っていなかった。あとは英国系チーム・スポンサーの季刊誌くらいか。2001年春から、F1Magazineという凶悪的に分厚い雑誌が刊行されたが、こちらは今までにないゴシップ系の記事をかき集めて特徴を出していた。(現在でもそうなのかは未確認)
■WRC ドイツ
モーゼル川のほとり、ルクセンブルク国境近くの街トリアー(ワインで有名)が基点で、今は2日め。愛しのコリンちゃんはSS13終わって4位と苦戦中です。前のマーカス(グロンホルム)に50秒置かれてます。アリスター(コリンの弟)なんかとっくにリタイヤしてるし。
軍用地と葡萄畑を縫って走るコースは、今週の雨でかなり荒れていてコンディションは難しいようです。気をつけないとな→コリンちゃんクラッシャーだから…。
WRC情報は基本的にBBCのメールニュースとRally-Liveでチェックしてますが、いちいち英語解読してられないよ、というときは有難く三菱ラリーアートのHPを利用させてもらってます。
8/20(火)-------------------------------------------------------------------------------
■ITVのライブチャット with菅沼さん
ITVは月に何度かF1関係者と読者とのライブチャットを開催しているのですが、次回のお相手はBSの菅沼さんです。英国時間の午後1時ということは、日本では午後9時からですね。事前に質問を送っておくことも可能。面白かったやりとりは後日ネットで紹介されます。
これまでのアーカイブはこちら。ブランドルやワトキンス博士、デュパスキエ氏など面白かったです。
■ミヒャの進退
現時点(20日午後11時)でF1-Liveにも出ているので皆さまご存知でしょうが、ウィリーの発言。いち早く報じたのがAutosportだったのでそれなりに信頼しつつ、BBCでは情報ソースがガゼッタ・デロ・スポルトになってましたので、少々怪しんでました。
F1-Liveに出ているコメントをウィリーがしたのは確かのようです。SIDというのは正式名称を「Sport
Information Dienst」と言い、調べてみたかぎりでは堅気(笑)のドイツ語スポーツ専門通信社です。他にサッカー、テニス、バスケなどの情報も扱っているらしい。
ちなみにAutosportおよびBBCの書き方は、今年でラストの可能性をも匂わせています。まぁそろそろこういう話題が出るだろうなとは思っていましたので、気分は「おぉ来たか」という感じ。コメントの前後(つまり質問者の意図)が見えないネタに気を揉んでも仕方ないでしょう。ま、本人に任せましょうや。がーがー騒ぐのは決まってからでよし。
■ハンガリーGP 決勝
昨日まとめたことと考えが若干変わってきていたりします。とりあえず今回の実況はなかなかよろしかったのでは。思いこみで語らず解説者に確認をとりながら喋っていたのはよかったです。解説にメカに強い人と運転する人と持ってきたのも巧かった。全体に私好みでした。
サロは危険行為じゃないかと疑ってましたがやっぱりペナルティ出ましたね。逆にDCがなにやら文句たれてますがJPMとキミちゃんの攻防は問題なかったように思えました。むしろ面白がってた。デビは他人のこと気にする前に自分の世話したほうが(以下略)。あそこでコースオフしなけりゃキミを抜けたか、検証してみたいな。
あとはレース後のフィジコの表情がすごく魅力的でした。
――某チームに関しては、腹の中がまだ他人様にお聞かせできる状態になってないので、今日は保留。
8/18(日)-------------------------------------------------------------------------------
■自分がビョーキだなと感じる瞬間。
レースが始まる前――正確には放映開始を待つ数十分前〜レッドシグナルが消えるまで、の時間帯が、耐えがたいほどに幸せです。心臓マジでばくばく言いますし。
こればかりは、タイトルが決定しててもどんな心配事があっても、ずっと変わらない。
私はF1にヤられてしまったんだな、と感じる瞬間です。(お下品でごめんなさい…汗)
■ハンガリーGP 予選
届かなかった悔しさとか怒りとかを感じる間もなく、(私の場合これらはちょっと間を置いてやってくる。放映終了後10〜30分くらいで。)車検場の一幕に、一気に気が抜けてしまいました。
チームメイトと真面目そうに話してる兄の手にやってくるなり自分のメット押しつける弟も弟だが、一瞥したきり無言ですんなり左手に受ける兄も兄だ。
こういう場面を見ると、兄弟だなと思います。一緒にすごした時間の桁が半端じゃないぞというか。遠慮のなさが自然でいいかんじ。
ただ…おそらくは数あるであろう車検場のクリップから、たった数秒のつなぎの背景に、どうしてこのシーンを選んだのか気になります地上波。狙ってるんですかもしかして(爆)
肝心の予選のほうは、ちっこいイタリアーノ×2がいいところにつけたのが思いのほか嬉しかったです。
そして王様よりかはどちらかというとマック2台の不甲斐なさに心で泣いてました。頼むよロン…。
8/16(金)-------------------------------------------------------------------------------
■ハンガリーGP
どうなることかと思いましたが開幕しましたね。
「そんなことしてる場合なのか」という疑問は、F1に関しては常についてまわるのですが(私の中でね)、そう思いつつもはじまってみれば心底観戦を楽しむ自分がいて、所詮は他人事とはこのことだなとちょっと自己嫌悪。
「たかがモータースポーツ」に嵌りこんで9年、いまやそれなしの生活など考えられません。いいんだか悪いんだか。
■ミヒャ&コリンちゃん
ちょっと前の記事ですがBBCでふたりを比べてました。
「気質」「人気」「ユーモア」「トラブル」「リッチ度」でそれぞれ10段階で評価。くだらないイベントですが暇つぶしとしては面白かった。ただ、この記事書いたのはおそらくWRC専門の人。ミヒャの解釈がもう典型的なアンチシューマッハー英国人でした(笑)
■フォード来期戦略発表…?
さてそのコリンちゃんですが、お尻に火がついちゃったかんじ?
フォードは来期、マクレーorサインツどちらかをラインナップから落っことす可能性を示唆しています。理由は「新車開発を優先するため」。金食い虫は要らんというわけ。
エース級ドライバーをふたり抱えたのは、熾烈なライバル意識が競争を激化させ開発を後押しすることを狙ってだったのですが、結局アテは外れましたからまぁ仕方のない結末とは言えましょうが。
…どこでもいいよ、まともなクルマ駆って優勝重ねてタイトル獲れるならそれで。
8/15(木)-------------------------------------------------------------------------------
■F1 Racing
…と私が書くのは英国版に関してのみなんですが(笑)
今月も手元に届きました。面白かった&面白そうな記事を以下に羅列 (この程度なら著作権には引っかかるまいとタカを括りつつ)。まだ全部読んじゃいません。読めませんてそんないっぺんには。
The Grill Room: David Coulthard
読者の質問にDCが答えてるのだが、ひとつ天晴(ある意味…)な質問があったので。曰く、「今年はあなたにとってマクラーレン7年目で、未だにチャンピオンに手が届いていません。もしあなたが来年のドライバーを決める立場にあったとして、DCを雇いますか?もし雇うのであれば、それはどういう根拠で?」
…きついです。痛いです。さすがは英国。ちなみにDCの返事は「勿論!」でした。あたりまえだけど。
Schumi: his champion interview
仏GP3日後に行われたミヒャのインタビュー。ここ数年のF1Racingは彼の内面を掘り下げようという傾向が強い。
「僕はあまり感情を顕わにしない。それを表に出すのは、僕にとってすごく難しいことなんだ」
「かなり率直でF1でのステータスにいつまでたっても慣れることのできないやつ、それが僕だよ。自分の存在がファンの間に引き起こす熱狂にはいまだに吃驚する」
「マシンを駆っているとき、僕はほんとうの僕になれる。マシンと僕は完璧に同化してるし、気楽だよ。僕にとってはあたりまえのことなんだけどね」
「ものごとが変化していくのは怖いよ。幸福は毀れやすいって知ってるからね。今の僕はほとんど完璧な生活を送ってる。そういう意味で、僕は傷つきやすいと思う」
地文でトッドや記者(ステファン・サムソン)が語るミヒャも、目新しくはないが面白い。写真がとてもよかった。
Midnight Extream
ロリー・バーン&ミヒャが、F2002について語る。
「私は(マシンを創るとき)効率性については考えるけれど、外観を気にしたことはない。いつだって勝利するクルマが美しいんだ。ただ、F2002のすべての些細なパーツが注意深い吟味のうえにできているという事実は、それ自体美しいね」
David Coulthard in the spotlight
マット・ビショップ、トム・クラークソン、ステファン・サムソンがDCを囲んで座談会。or吊し上げ???(未読)
The mith of Eau Rouge
オールージュ解剖(?)。ライン、テレメトリーデータなどを使っている。(未読)
他に、ジェンス・ニック・ジャックそしてマンセルなどの特集記事。(すべて未読)
8/12(月)-------------------------------------------------------------------------------
■夏休み。
御無沙汰してます。別にF1が夏休みだからといってサボってるわけではないです。お盆なのでいろいろありまして。
本日帰宅いたしまして、さて次の更新はどうしようかと思案中です。ITVの連載は次回は実況についての予定ですが、夏休み中には絶対にこの連載が終了しないことが判明したので、マイペースで続けていく所存。
リクエストは相変わらず受付中ですので、どんなことでも結構ですので掲示板なりメールなりで御意見くだされば嬉しいです。もちろんツマラナイノデモウヤメテクダサイといった内容でも構いません(笑)<ときどき自分で何が面白いのか判らなくなるので。とりあえず自分の書きたいものを書いてるのが現状。
…でも実際には書きたいものすら書けてない、というほうが現状かも…(涙)
有難くも遊びに来ていただいてる方々にひとつお伺いしたいのですが、いろいろなネタを小出しで連載するのと、ゆっくりでもひとつひとつ完結させていくのと、どちらが読みやすいでしょうか?
たとえばテスト観戦?記とか、サーキット放浪記とか、完結させるとなると少々時間が必要なのですが、部分的にならちょこちょこ書けるのですが。
■王様移籍!
…といっても本職の話ではなく(あたりまえか)、副業?のサッカーのほうです。スイスのチームからイタリアのチームへ。理由は『スイスで過ごす時間が少なすぎる』とのことで移籍先はモデナ。記事読むかぎりでは、どうやらオファーは選手側からだった模様。相変わらず好きだなと苦笑しつつ。
■WRCフィンランド
……マーカス(グロンホルム)に掻っ攫われました。これでコリンちゃんのタイトルはきつくなりました。くそぅ。
石がデファレンシャルを直撃して漏れたオイルに火がついて、炎上→リタイヤ、じゃ仕方ないんですが、あとちょっとでゴールだったと思うと悔しさ倍増です。でも助かってよかったと思うべきなんだろうな。
「何か臭うなと思ってたら、車内に黒煙が侵入してきてね。前は見えないし息はできないし、慌てて飛び出てリアが炎に包まれてるのを発見したんだ。(ニッキー・グリストと)ふたりで消火に務めたんだけど駄目だった。思えば何キロか前から、沿道のお客さんがやたら手を振ってはいたんだ。てっきり熱狂的なだけだと思ってたよ」(McRae,
Rally-Live.com)
8/6(火)-------------------------------------------------------------------------------
■ようやく再開
ようやくネット生活再開です。今回は本当にもう参りました>>落雷。モデムって1回ショートしちゃうと面倒なんですねぇ再設定。…いや私はやってないんだけど。(兄貴任せでした;;)
で、夏休みにやると言っていた連載(?)明日からスタートです。結局、旅行モノは後回しになっちゃいましてすみません。未整理のレシート&メモの山と、この暑さのなか取っ組み合う自信がまったく持てなかったので。代わりにITVです。
あのときあの場所にいたからこそ書けるもの、を目指してますがはてさてどこまでできるやら。
こんなこと知りたい!…というネタがある方はどんどこ掲示板にリクエストしてやってくださいまし〜。
|