2002 F1Racing Man of the Year
Car of the Year>Ferrari F2002 (87.60%)
第2位のWilliams-BMW FW24は4.41%、3位McLaren-Mercedes MP4-17は3.48%をそれぞれ獲得。圧勝だ。
Driver of the Year>Michael Schumacher (57.62%)
トム・クラークソンは、今年「彼のライバルは彼自身だった」と言う。2位はキミ、3位にJPM、4位ルビーニョ。こちらも圧倒的ながらやや票がばらけたのは、一部のファンの意思表示だろうか。
Team Principal of the Year>Jean Todt (55.12%)
「人々が彼を嫌悪するのは、がり勉がクラスのなかでいじめられるのと同じようなものだ」
「彼はただひとつ、タイトルを獲得することだけをめざし、力を尽くす。一従業員にすぎない男の情熱 勝ちたいという純粋な欲望は、組織全体に行きわたり、我々のまえに最強のチームを築きあげた」
「彼は言う、『わたしにとって何より大切なのは、わたしの仲間たちだ。彼らが理解してくれているかぎり、他の誰が何を言おうと気にはならないよ。彼らの不幸は、私の不幸だからね』。この、‘仲間たち(マイ・ピープル)’という言葉こそ、彼のマネジメント・スタイルそのものだ」(All
remarks by Tom Clarkson)
Pitcrew of the Year>Ferrari (66.57%)
「多くのメカニックはピットストップに関わりたがらない。彼らは整備士であって、マシンをこよなく愛し、労るが、危険に晒されたくはないのだ。だが現代F1ではピットストップは不可避だ。だから彼らは練習を積みかさねる。器具と仲間たちとに絶対的な信頼をおくことが、成功の鍵だ」(by
Steve Matchett)
やるからには、完璧に。メカニックといえど、F1に関わるひとは皆、負けず嫌い。
Rookie of the Year>Mark Webber (53.70%)
ウィンザーは彼を「原石としてはマンセルと同じくらいの才能」と認める。2位はマッサ、24.40%と引き離された。ちなみに琢磨は最下位で4.66%。日本版でやったら全然違う結果になったかもしれない。
Overtaking manouver of the Year>Kimi Raikkonen, Hangary,L22 (26.10%)
これは接戦だった。2位はルビーニョの英国GPで23.45%、3位がJPMのカナダ(20.57%)と続く。
さて、キミの感想は?『(あそこで抜いたのは)僕にとってはあたりまえのことだよ。考えるんじゃなくて、行動するんだ。隙を見つけたら行くだけさ』
Qualifier of the Year>Juan Pablo Montoya (57.45%)
彼の華のあるドライビング・スタイルには、個人的に惚れている。何をしてくれるかとドキドキする男の走りは、見ていて楽しい。ただ、残念ながら鈴鹿ではその片鱗すら認められなかった。来年、シルバーでは何かやらかしてくれるだろうか?
ウェバーが5位、フィジコが6位(それぞれ2%強)に食いこんでいる。
Personality of the Year>Rubens Barrichello (35.77%)
「もしミヒャエルが『人々が嫌ってやまないフェラーリドライバー』なら、ルーベンスは『慕ってやまない』ドライバーだろう」(by Anthony Rowlinson)
ルビーニョの性格は確かに可愛らしいが、ときどき判らなくなる。‘ブラックルビーニョ’などというネタをこねくりまわしているのが、その証拠。どこまで天然でどこから計算ずくなのか、疑う自分こそが誰より歪んでいるのは承知している。
JPMが僅差で2位。3位に、並みいるドライバーを抑えてエディ・ジョーダンが入っているのが面白い。
Most improved Team of the Year>Renault (46.50%)
嬉しい受賞でもあり、寂しい受賞でもあり。ヤーノとジェンスのコンビはよく頑張ったと思う。寂しいのは、これだけ成長したチーム 将来がありそうなチームを、ジェンスが出て行かなくてはならないことだ。嬉しいのは、やはりこのチームの母体がベネトンだから、かもしれない。人は変わっても、憧れを捨てられない場所というものは、ある。
Man of the Year>Michael Schumacher (52.30%)
今年、受賞するならミヒャしかいないことは判っていた。去年も一昨年も、私は彼に入れた。ただ、今年は入れる気にならなかった。それでも、結果がこうなると判っていても、受賞は単純に喜ばしい。だって、やっぱり私は、だいすきなのだ。