● シルバーストーン

ADDRESS
Silverstone Circuit,
Silverstone, Nr Towcester, Northants NN12 8TN, England
WEBSITE >>Official Info
DIRECTION
* 車で行く場合 *
ロンドンからM1(高速道路)を北上し、15A出口で降りて国道A43を西へ行くか、ロンドンからM40を北西に進み、10番出口で降りてA43を東へ行くか。正味所要時間はたいして変わらないが、空港からのアクセスがいいのは後者。どちらにしろGP時は大渋滞を覚悟のこと。
A43は、昔は2車線対向の狭い地方道だったが、2002年にバイパスが開通し、片側4車線(だったと思う)のゆったりした高速道路になった。おかげで渋滞も多少緩和されたらしい。ただし、走りやすいからといって飛ばしすぎないように注意。私は最高時速140キロをここでマークしました(自慢になりません)
グランプリ時の交通規制は通常とまったく異なるので、こちらのリンクから確認されたし。地図を駆使して抜け道使えば渋滞回避も可能です。

* 電車で行く場合 *
ロンドン・ユーストン駅(Euston Sta.)からSilverlink Service(普通列車)で約1時間、ミルトンキーンズ駅(Milton Keynes Sta.)またはノーザンプトン駅(Northampton Sta.)から、それぞれタクシーで30分。

* コーチ(長距離バス)で行く場合 *
ロンドン・ヴィクトリアコーチ駅(Victoria Coach Sta.)から約1時間半、ミルトンキーンズコーチ駅(Milton Keynes Coachway)で下車、タクシー約30分。コーチ駅にタクシー会社の事務所があるので、そこで呼んでもらうといい。コーチはゆったり座れてトイレ付で格安、貧乏旅行にはお勧め。(日本のリムジンバスのような車両を使っています)
FOOD
パドック入口にこじんまりしたカフェがあるが、めぼしいメニューはない。GPなら売店も出るが、テストのときは何もないと覚悟しよう。『近くのコンビニ』もまず存在しないので、朝のうちにサンドイッチとミネラルウォーターくらいは用意しておくほうが身のため。地元駅といわず、ロンドンを出る時点で携行することをお勧めする。リンゴやバナナ、クラッカーなどもあると、非常食として便利。
サーキット周辺で食事ができるところは、シルバーストーンの村(A43を挟んでサーキットの対面)内に"White Horse"というパブがある。2階がレストランになっていて、グランプリ時は庭でバーベキューもする。店内は歴代のGP関連グッズやジョーダンのマシン、パドックパス、ポスターなどが所狭しと飾られていて、必見。1階ではAutosport誌のバックナンバーも読める。それ以外はごくごく普通のパブ。"White Horse"の向かいに小さなNewsAgentが一軒あって、簡単な日用品ならここで買えるが、食べ物は目ぼしいものはなかった。Bracklyの町まで出ればもう少し店があります。詳細はこちらを参照。
ACCOMODATION

周辺宿泊施設へのアクセスは格段に悪い(自家用車で来る人のことしか考えていない)ので、ノーザンプトンやロンドンの格安B&Bやユースホステルに泊まって通うほうが、結果的には経済的かもしれない。
が、どうしても周辺で一泊したいという人には、B&Bサーチ(英国全般)が便利。
@ BedandBreakfasts.co.uk
A Visitus B&B UK
B B&B My Guest
Bは、登録してある宿数は少ないが、フォームに記入しての予約代行制なので、初心者向けかも。
オフィシャルサイトにも宿泊情報は載っているが、『高い』。BBなら探せば半額で充分居心地のいい部屋がみつかる。もっとも、GP時はB&Bも値上げするので、根気よく探すのが肝心だ。GPが7月開催の場合、殆どの宿は春先までに埋まってしまうので注意しよう。

TIP 〜 タクシー使用時の注意 〜
タクシーは現金しか受けつけないうえ、あまり小銭を用意していないので、事前に細かいお金を用意しておく。だいたい片道25〜30ポンドあれば大丈夫。金額は、必ず乗る前にドライバーに確認する。時間払いか距離払いかを聞かれたときは、距離払いを指定するほうがいい。(テスト時でもA43は混むことが多いので、聞かれなくても主張したほうがいいかも)
行き先ははっきり告げよう。「Silverstone Circuit, please」、これだけで充分通じる。たまにゲート(エントランス)No.を訊かれることもあるが、普通はメインエントランス(West4)しか開いていない。
降りる前に名刺をもらっておくこと。サーキット周辺にタクシーを呼んでくれる施設はない(メインゲートに電話ボックス1台きり)ので、帰りのタクシーは自分で手配するほかない。←ノーザンプトンのタクシー会社の連絡先などを前もって調べておくといい。
ちなみに、タクシーはサーキットの入口までしか入れないので、たとえパドックパスを持っていたとしても、メインゲートから先は徒歩になる(自家用車の場合は、パス一枚につき一台入場可)。ひたすら歩きつづける羽目になるので、丈夫で歩きやすく、泥まみれ埃まみれになってもいい靴を履いてくるべし。

〜F1グランプリ時の注意〜
既に幾つか記してあるが、グランプリ時は通常と異なることがたくさんある。英国GP観戦に役立つと思われる情報をこちらに纏めてあるので、ご参考いただければ幸い。
PUSH F1テストなら、絶対にパドックには行ってみるべし。ただし入口に警備員が立っていて、パスの提示を求められる。パドックパスを持っておらず、制止された場合は、素直に指示に従うこと。パドックパスを持っている人も、パスのレベルで入れる場所は制限されるので注意。ただ、テストの時はチームも警備も寛容なことが多いので、訊いてみる価値はある。あくまでも丁寧に、礼儀正しく、が大事。
マシンの挙動を見たければ、アビーコーナー(Abbey)とコプス(Copse)がお勧めだ。1コーナーであるコプスは、外側から見ても内側からでも迫力があるが、外からのほうが、ストレートを疾走してきてのブレーキングが見られ面白い。ここのミヒャエルは鳥肌もの。アビーではドライバーによって異なるライン取りとアクセルワークが魅力。
マゴッツ(Maggotts)・ベケッツ(Becketts)・チャペル(Chapel)の連続コーナーでは、セッティングが決まっていないと傍目にもスピードが違うのがわかる。ベケッツの内側から見るとよい。
テスト終了後は、パドック出口まで行ってみよう。ドライバーの出待ちのできる現在唯一のスポットだ。昔(改修前)は、メインエントランスがひとつきりだったので、全ドライバーがここで徐行してくれ、サイン貰い放題、写真撮り放題だったが、改修と同時に関係者用の出入り口と一般のそれとが分離されてしまったのがとても残念。英国系ドライバーはサービス精神が旺盛で、ファンとしばし語らう姿も見られたものだったのだが…。

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● ドニントンパーク

ADDRESS
Donington Park Grand Prix Circuit,
Castle Donington, Derbyshire DE74 2RP, England
WEBSITE
>>Official Info
>>Donington Park Grand Prix Collection
DIRECTION

* 車で行く場合 *
ロンドンからM1を北上、23A出口から、案内表示のイーストミッドランド空港(East Midland Airport)方面へ進む(Donington Parkの茶色い観光案内表示もあり)。空港前の信号を直進すると、メインゲートへの標識がある。

* 電車で行く場合 *
ロンドン・セントパンクラス駅(St.Pancras Sta.)からミッドランド・メインライン(Midland Mainline)でラフバラ駅(Loughborough Sta.)、もしくはノッティンガム駅(Nottlingham Sta.)下車。それぞれタクシーまたは路線バス(ノッティンガムシティ・トランスポートのルートNo.310)で約30分。ノッティンガムのほうが距離的には遠いが、急行が止まるので時間的には早い(約2時間半)

* コーチ(長距離バス)で行く場合 *
ロンドン・ヴィクトリアコーチ駅から約3時間半、ノッティンガム・ブロードマーシュ駅(Broad Marsh Bus Sta.)下車、タクシーか路線バスNo.310に乗り換えて約30分。

路線バスNo.310は休日のみ運行なので、平日および土曜日はタクシーを使うこと。バスのダイヤは3時間に一本なので要注意。駅からバス停までは10分くらい乗り換え時間をみておこう。

FOOD
サーキット入口、ドニントンパーク・グランプリコレクション(博物館)の建物内にカフェがひとつ、パドック内にひとつ。周辺に店は一切ないし、グランプリでもなければ売店もほとんど開かない。カッスル・ドニントンまで出ればレストランやパブなどがまとまっていくつかあるので夕食には困らないが、観戦時の食事は持参するのがベスト。というのも、たいていのイベントではスケジュールがきつきつなので、食事の時間がなかなかとれないのだ。レースを見ながら立って齧れそうなものを持っていこう。
ACCOMODATION
近くに空港があり、シスルホテル(Thistle)が隣接している。またカッスル・ドニントンやケグワース(Kegworth)など、近くの村にはB&Bもいくつかある。路線バスのルート沿いなら、車がなくても移動は困らない。ただし、レースウィークはそのどれもがいっぱいになると思ったほうがいい。早めに予約するか、いっそノッティンガム市内に泊まるという手もある。
私は一度ドニントン・マナーホテル(Donington Manor Hotel)に泊まったが、ここは居心地はいいものの、一般観戦者向きではない。というのもこのホテル、レース関係者が多く泊まるところ。空きを見つけるのも難しければ、お値段もいい。ノッティンガム市内のB&Bなら相場はシングル約30ポンドで済む。ただし移動は大変だが。
>>サーキット周辺の宿: @, A
>>ノッティンガム市内の宿: @, A
TIP サーキット内は、パドック以外はすべて土と砂利(ほとんど土)。シルバーストーンと比べものにならないくらい足場は悪く、雨でも降ればドロドロの泥濘と化す。天気の悪い日に訪れるなら、靴は捨てるつもりで行こう。
グランプリ級のイベントを除き、基本的に観戦券でオープンパドックになる。ただし自家用車は、パドック駐車券(パドックパスとは別)を持っている車以外は入れないので注意。駐車券があれば、サーキット内どこでも自由に車で移動できるので(コースの内側はただの広場のようになっている)、天気の悪い日は便利です。レースが終わったら、ぜひとも『コース一周』してみましょう。
PUSH お勧めの観戦場所は、とにかくスターティンググリッド。スタンドに登るのもいいが、金網にしがみつけば、お気に入りの選手がほら目の前に。スタート時は1コーナーも見所だ。金網沿いに右手へ歩いていけばすぐなので、グリッド前が混んでいたら是非こちらへ。
レース観戦のポイントは、全体を眺めたい人にはオールドヘアピン(Old Hairpin)あたりの土手。このコーナーはサーキット中でいちばん低い場所にあり、2コーナーから坂を下ってくるところから、最高地点のマクレーン(McLean)までずっと駆け上っていく様が臨める。それから、ゴダーズ(Goddards)およびダンロップブリッジの土手の上からは、オールドヘアピン〜マクレーン、ぐるっと回ってコピス(Coppice)、そしてフォガティ(Fogarty's)の飛びこみをすべて一望できる。この一連のコーナーは、F3でもバイクでも追い抜きの肝心なポイントなので、退屈しないこと請け合い。
パドックをうろついている最中にレースが始まってしまったときは、焦らず迷わず、メルボルンヘアピン(Melbourne Hairpin)へ行こう。パドックのちょうど裏手にあたり、コースが近く迫力は満点です。
それから、ドニントンパーク・グランプリコレクション(博物館)は必見。歴史の重みに圧倒されます。売店では思わぬお宝の発見も…。


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